歴史人物当てクイズ（上級編）

答え：三善清行
解説：『三善清行』（みよし の きよゆき/きよつら）は、平安時代中期の官人・学者です。醍醐天皇の時代に「意見封事十二箇条」を提出し、律令制の形骸化や政治の乱れを鋭く批判したことで知られています。当時としては珍しく実名での政策提言を行った改革派官人で、後の政治にも影響を与えました。出典

答え：藤原頼長
解説：『藤原 頼長』（ふじわら の よりなが）は、平安時代末期の公卿です。藤原氏長者になりますが信西らと対立し、ついには挙兵し兄である藤原忠通との戦いに発展しました（保元の乱）。この朝廷の内部抗争の解決に武士の力を借りたため、武士の存在感が増し、後の約700年に渡る武家政権へ繋がるきっかけの一つとなりました。出典

答え：北畠親房
解説：『北畠親房』（きたばたけ ちかふさ）は、鎌倉時代後期から南北朝時代の公卿、歴史家です。 南朝（後醍醐天皇側）を指揮した中心人物であり、思想書『神皇正統記（じんのうしょうとうき）』は、日本の歴史を 天皇家の正統性を軸に記述した歴史書・政治理論書で、江戸時代の国学者や明治維新の尊王思想にも大きな影響を与えました。出典

答え：細川政元
解説：『細川政元』（ほそかわ まさもと）は、室町時代後期から戦国時代初期の武将、守護大名。室町幕府24、26、27、28代管領です。10代将軍・足利義材を追放して、11代将軍・義澄を擁立し（明応の政変）、管領として幕政を牛耳りました。しかし、養子として澄之、澄元、高国を迎えたことで家督争いが生じ、自らもその争いに巻き込まれる形で家臣に暗殺されました。出典

答え：六角義賢
解説：『六角義賢』（ろっかく よしかた）は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・守護大名です。六角氏15代当主・観音寺城主で、織田信長に観音寺城を奪われた後もたびたび抗戦しますが、最終的には豊臣秀吉の御伽衆（雑談に応じたり、自己の経験談、書物の講釈する職）でした。出典

答え：戸沢盛安
解説：『戸沢 盛安』（とざわ もりやす）は、安土桃山時代の出羽角館の大名・戸沢氏18代当主です。智勇に優れ、13歳で家督を相続した後は勢力拡大に奔走し、現在の秋田県の角館地方を中心に確固たる勢力基盤を築き上げました。豊臣秀吉の小田原征伐の際に商人に変装して侍6人と足軽3人を連れて参陣し、秀吉と謁見、北浦郡4万4,000石の所領を安堵されましたが、小田原城落城の前に突然病死しました。出典

答え：中村仲蔵
解説：『中村 仲蔵』（なかむら なかぞう）は、江戸時代中期後半から江戸時代後期前半にかけての歌舞伎役者です。東洲斎写楽が描いた浮世絵『大谷鬼次の奴江戸兵衛』の人物として広く知られています。出典

答え：高木兼寛
解説：『高木 兼寛』（たかき かねひろ）は、日本の海軍軍人、最終階級は海軍軍医総監（少将相当）で、医学博士・男爵、東京慈恵会医科大学の創設者です。食物と脚気の関連性を発見し、洋食を採用した新兵食を取り入れることで、1883年（明治16年）発生率23.1%だった脚気を1885年（明治18年）0.6%まで激減させました。出典

答え：荻野吟子
解説：『荻野 吟子』（おぎの ぎんこ）は、近代日本における最初の女性の医師であり、女性運動家としても知られています。日本に女医は一人もおらず前例がないことにより、医術開業試験を受けることすらできない状況でしたが、開業への思いは支援者や衛生局を動かします。そして女医を志して15年が経過した34歳にして、近代日本初の公許女医となりました。出典

答え：楠本高子
解説：『楠本 高子』（くすもと たかこ）は、ドイツの医師・博物学者シーボルトと楠本イネの娘です。『銀河鉄道999』のメーテルや『宇宙戦艦ヤマト』のスターシャを描いた松本零士は、楠本高子の肖像写真を見て「この女性こそ、自分がずっと思い描いていた女性だ！」と衝撃を受けたそうです。出典