日本で「ソリティア」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、Windowsに標準搭載されていた一人用トランプゲームだと思います。
じつは「ソリティア(solitaire)」という言葉自体は、一人で遊ぶカードゲームやパズル全般を指すかなり広い言葉です。
その中でも、もっとも代表的でポピュラーなのが 「クロンダイク(Klondike)」 というルールのソリティアです。


- 「ソリティア」=広い意味では一人用カードゲーム全般
- しかし、日常会話や検索で「ソリティアのルール」と言えば → ほぼクロンダイクのルールのこと
- Windows やスマホの「Solitaire」アプリの標準モードも、ほとんどがクロンダイク
「ソリティア(クロンダイク)」の基礎知識
使用するカードとゲームの目的
ソリティア(クロンダイク)で使うのは、一般的なトランプ1組です。
- 使用カード:52枚(ジョーカーは使わない)
- スート(マーク):♠スペード / ♥ハート / ♦ダイヤ / ♣クラブ
- 色:黒(スペード・クラブ)/赤(ハート・ダイヤ)
ゲームの最終的な目的はとてもシンプルです。
4つのファウンデーションに、同じマークごとに A → K まで順番に積み上げていくこと
具体的には:
- 盤面の上部に「ファウンデーション」と呼ばれる 4つの置き場 がある
- 各ファウンデーションには、それぞれ1つのマークだけを積む
- 例:左から順に「♠用」「♥用」「♦用」「♣用」など
- どのマークも、A(エース)からスタートして、2・3・4… と 昇順に K まで積み上げる
- すべてのカード(52枚)がファウンデーションに収まったらゲームクリア
プレイ中は、
- 下の段(テーブル)でカードを動かしながら裏向きのカードをめくる
- 山札(ストック)をめくって新しいカードを使えるようにする
- 条件がそろったカードは、順次ファウンデーションに上げていく
…という流れで、「どう動かせば最終的にA→Kまで揃うか?」 を考えるパズルゲームです。
場に登場するエリアの名前
ソリティア(クロンダイク)のルールを理解するうえで、
まずは場にあるエリアの名前を知っておくと、解説も読みやすくなります。
テーブル(場札・列)
画面の中央~下側に横一列に並んでいる、7本の縦の列が「テーブル」です。
- 日本語だと「場札」「場の列」などと言われる場所
- それぞれの列には、表向きと裏向きのカードが重なって並ぶ
- 基本的に、ここで 赤と黒を交互に並べて、数字を K → 1 のように下げながら 並べていく
- 裏向きのカードを表にめくることが、ゲーム進行の一番大事なポイント
後ほど説明する「コツ」でも、このテーブル上の動かし方がとても重要になります。
ストック(山札)
画面の左上あたりに裏向きで積まれているカードの束が「ストック(山札)」です。
- 最初の配置に使わなかったカードがここにまとめられる
- プレイ中、この山札からカードをめくって新しいカードを供給していく
- ルール設定によって「1枚めくり」「3枚めくり」がある(後述)
ストックは、行き詰まったときに新しい選択肢をくれる存在です。
ウェイスト(捨て札・めくった山札)
ストックからカードをめくると、そのカードはすぐ右側のスペースに表向きで並びます。
ここが「ウェイスト(捨て札・めくった山札)」です。
- ストックからめくったカードは、いったんここに置かれる
- ウェイストの一番手前(いちばん新しいカード)だけが、場やファウンデーションに動かせる
- 3枚めくりの場合は、めくった3枚のうちいちばん手前の1枚のみが使える
ウェイストのカードをどう使い回すかが、中級者以上のコツにもつながります。
ファウンデーション(上の完成エリア)
画面の右上側にある、4つの空いた枠が「ファウンデーション」です。
- 各マークごとに1つずつ、A → K の順番でカードを積み上げていく
- Aを置くと、その上に同じマークの2・3・4…と重ねていける
- 52枚すべてがファウンデーションに乗ればゲームクリア
ここが、最終的なゴールです。
ただし、あまり早くカードをファウンデーションに上げすぎると逆に詰まりやすくなることもあり、
その「タイミング」がソリティアのコツのひとつになります。
「1枚めくり」と「3枚めくり」の違い
ソリティア(クロンダイク)には、ストック(山札)をどうめくるかで代表的な2つのルールがあります。
- 1枚めくり(Draw 1)
- 3枚めくり(Draw 3)
それぞれ、難易度やゲームのテンポが変わります。
1枚めくり(Draw 1)
- 山札から 1枚ずつ めくり、ウェイストに表向きで置くルール
- ウェイストの一番上のカードは、基本的にすぐに場やファウンデーションに使いやすい
- 同じカードが山札に戻ってくる周期も短く、運要素が少なめ・実力が出やすい
【特徴】
- 初心者でもクリアしやすく、勝率が高め
- 「ソリティアのルールに慣れたい」「コツを練習したい」人におすすめ
- テンポよくカードを回せるので、短時間でサクッと遊べる
3枚めくり(Draw 3)
- 山札から 3枚まとめて めくり、ウェイストに重ねるルール
- 3枚のうち、一番手前にある1枚しかその時点では使えない
- 奥にあるカードを使いたくても、何周か山札をまわさないと出てこないことがある
【特徴】
- 山札の並び順や「何周目か」を意識する必要があり、難易度が高め
- 思うようにカードが回ってこず、「運ゲー」に感じることも多い
- そのぶん、クリアできたときの達成感は大きい
| 設定 | 1枚めくり(Draw 1) | 3枚めくり(Draw 3) |
|---|---|---|
| めくる枚数 | ストックから1枚ずつ | ストックから3枚まとめて |
| 使えるカード | めくった1枚がそのまま使用可能 | 3枚のうち一番手前の1枚だけ |
| 難易度 | やさしめ(初心者向け) | やや難しい(中級者向け) |
| プレイ感 | 勝ちやすく、テンポよく進む | 山札の巡りを意識する戦略性が高い |
| おすすめ | ルール・コツの練習に最適 | 1枚めくりに慣れてきたら挑戦 |
初心者にはどちらがおすすめ?
ソリティア初心者や、
「まずはルールをちゃんと覚えたい」「勝つ感覚を味わいたい」という人には、
まずは「1枚めくり」からスタートするのがおすすめ
です。
1枚めくりで、
- 場札の動かし方
- 裏向きカードをめくる優先順位
- 空列を作る重要性
- ファウンデーションに上げるタイミング
といった基本的なコツを身につけたあとで、
「もう少し歯ごたえがほしい」と感じてきたら、3枚めくりに挑戦するとスムーズです。
ソリティアの基本ルールを分かりやすく解説
初期配置(カードの並べ方)
まずは、ゲーム開始時のカードの並べ方からです。
ソリティア(クロンダイク)では、テーブル(場札)は7列でスタートします。
- 一番左の列:カードを1枚置く
- 左から2番目の列:カードを2枚置く(上1枚が裏、いちばん下が表)
- 左から3番目の列:カードを3枚置く(上2枚が裏、いちばん下が表)
- ……
- 一番右の列:カードを7枚置く(上6枚が裏、いちばん下が表)
| 列 | 枚数 | 裏向き | 表向き |
|---|---|---|---|
| 1列目(いちばん左) | 1枚 | 0枚 | 1枚 |
| 2列目 | 2枚 | 1枚 | 1枚 |
| 3列目 | 3枚 | 2枚 | 1枚 |
| 4列目 | 4枚 | 3枚 | 1枚 |
| 5列目 | 5枚 | 4枚 | 1枚 |
| 6列目 | 6枚 | 5枚 | 1枚 |
| 7列目(いちばん右) | 7枚 | 6枚 | 1枚 |
というように、左から 1~7枚と階段状に配り、
どの列も「いちばん下の1枚だけ表向き」「それ以外のカードはすべて裏向き」となります。
この7列をまとめて「テーブル」や「場札」と呼び、
ここにある裏向きカードをめくっていくことが、ゲームを進める上で最重要の目的のひとつです。
残ったカード(使わなかったカード)は、裏向きのまま山札(ストック)になります。
カードを動かす基本ルール
プレイ中は、このテーブル上のカードを並べ替えながら、
裏向きカードを表にめくり、最終的にファウンデーションを完成させていきます。
そのときの大原則がこちらです。
1. 色は「赤→黒→赤…」の交互
テーブル上では、カードを重ねるときに 赤と黒が交互になるように 並べます。
- 赤:♥ハート、♦ダイヤ
- 黒:♠スペード、♣クラブ
例えば、
- 黒の「9♠」には、赤の「8♥」や「8♦」を重ねられる
- 逆に、黒の「9♠」の上に黒の「8♣」は乗せられない
というルールです。
2. 数字は「K → 2 → A」へと降順で重ねる
テーブル上では、数字は大きい方から小さい方へ重ねます。
- 例:K → Q → J → 10 → 9 → 8 → … → 2 → A
なので、
- 「Q」の上には「J」しか乗せられない
- 「7」の上には「6」しか乗せられない
というイメージです。
「色は交互」「数字は1つ小さいカードだけ」を守って、列を作っていきます。
3. まとまった列をまとめて動かせる条件
テーブル上では、条件を満たした連続した列は、束ごとまとめて動かすことができます。
例えば、
- 10♠(黒)
- 9♥(赤)
- 8♣(黒)
という順番で並んでいる場合、この3枚はセットになった1つの「列」として扱えます。
この列を、そのまま別の列の「J♦」の下に まとめて移動 させることができます。
まとめて動かすための条件は、
- 色が赤・黒交互になっている
- 数字が1つずつ降順(10, 9, 8… のように)になっている
この2点です。
どの列をどこにまとめるかで、裏向きのカードをどれだけめくれるかが変わってくるため、
ここがソリティアの「考えどころ」になります。
ファウンデーションへの移動ルール
画面上部の4つの枠「ファウンデーション」は、
**最終的にAからKまで同じマークで並べる“完成エリア”**です。
1. Aから順番に同じマークで積み上げる
ファウンデーションにカードを置くときのルールは、とてもシンプルです。
- まず、A(エース)を置く
- その上に、同じマークの「2」→「3」→「4」…と昇順に重ねていく
- 例:♠A → ♠2 → ♠3 → ♠4 …… → ♠K
4つのファウンデーションそれぞれに、
♠・♥・♦・♣のどれか1種類だけを積み上げていき、
合計52枚すべてがファウンデーションに乗ればゲームクリアです。
2. ファウンデーションに早く乗せすぎるデメリット
「置けるカードはどんどん上に出せばいいのでは?」と思いがちですが、
実は、あまり早くファウンデーションに上げすぎると不利になることがあります。
理由の一例としては:
- 場札の並べ替えに使えるカードが減り、動きが制限される
- 「このカードが下にあれば、列を延ばせたのに…」という場面が出てくる
特に、ゲーム序盤〜中盤では、
場札を動かして裏向きカードをめくることの方が優先度が高いため、
「置けるけど、あえて場に残しておいた方が有利」というケースもあります。
この「いつファウンデーションに上げるか」は、
後で解説する「コツ」「上級テクニック」と深く関わってきます。
山札(ストック)のめくり方とウェイストの使い方
テーブル上だけでは動きが行き詰まってしまうので、
残りのカードが置かれている 山札(ストック) からカードをめくって、
新しい選択肢(カード)を増やしていきます。
1. 1枚めくり・3枚めくりそれぞれのルール
ソリティアには、主に次の2つのルールがあります。
- 1枚めくり(Draw 1)
- ストックからカードを1枚ずつめくり、ウェイストに表向きで置く
- ウェイストの一番上のカードは、すぐにテーブルやファウンデーションへ移動できる
- 3枚めくり(Draw 3)
- ストックから3枚まとめてめくり、3枚を順番にウェイストに重ねる
- このとき、いちばん手前(上)の1枚だけが動かせるカード
- 奥にある2枚は、「山札をもう一度めくってきたとき」に順番が回ってくるまで使えない
どちらのルールでも、ストックを最後までめくったら、
多くのゲームではウェイストのカードを裏向きにまとめ直して、
再びストックとして利用できます。
2. 山札を何周できる設定か(代表的なパターン)
山札を何度再利用できるかは、
アプリやソフト・ローカルルールによって違います。代表的なのは次の3パターンです。
- 無制限(何周でもOK)
- 多くのPC・スマホのソリティアアプリで採用
- 山札を何度も回せるので、運要素が少し軽減される
- 3周まで
- 難易度を上げるためによく使われるルール
- 3回山札を回しても打開できなければ、ほぼゲームオーバー
- 1周だけ(1パスのみ)
- 非常にシビアなルール
- 山札をめくる順番や使い方の計画性が重要になる
あなたが遊んでいるソリティアが「どの設定なのか」を把握しておくと、
「まだチャンスがあるのか」「そろそろ詰みそうか」の判断もしやすくなります。
空いた列(空列)に置けるカードは?
プレイを進めていくと、テーブル上のカードを全てどこかに移動して、
カードが1枚もない“空の列” ができることがあります。これを「空列」と呼びます。
1. 基本は「Kから始まる列」しか置けない
空列に置けるのは、基本的に K(キング)から始まる列のみ です。
- 単体のKを置くこともできる
- 「K, Q, J, 10…」と続いているまとまった列を、そのまま空列に移すこともできる
つまり、空列は「新しい列をKから作り直すためのスペース」というイメージです。
2. Kをうまく空列に移して展開を広げる重要性
空列を作ると、次のようなメリットがあります。
- 邪魔になっていた列を移動し、裏向きカードをめくりやすくなる
- 長い列を動かせることで、全体の配置を大きく組み替えられる
- 新しいKから始まる列を作り、さらにカードをさばきやすくなる
そのため、
- 「どの列を崩して空列を作るか」
- 「どのKを空列に置くか」
は、中盤以降の重要な戦略になります。
このあたりも、後の「コツ」「上級テクニック」で詳しく触れます。
ゲームクリア・ゲームオーバーの条件
最後に、ソリティア(クロンダイク)がどの状態になれば勝ち・負けなのかを整理しておきましょう。
1. ファウンデーションに全カードを置けたらクリア
クリア条件は、とても明快です。
- 4つのファウンデーションに、
- 各マークごとに A → K まで順番に積み上げ
- 合計52枚すべてのカードがファウンデーションに乗った状態
この状態になれば、完全クリアです。
2. 動かせるカードがなくなった状態=実質ゲームオーバー
一方、「ゲームオーバー」は明確な表示がないことも多いですが、
次のような状態になったら、実質的に詰みと考えてOKです。
- テーブル上で動かせるカードがない
- 山札(ストック)をめくっても、新しく動かせるカードが出てこない
- 山札の再利用回数が限られているルールの場合、その回数も使い切った
この状態になると、それ以上どんな手順を踏んでも進展がないので、
新しいゲームを始めるのが一般的です。
ただし、アプリによっては「ヒント機能」や「1手戻す(Undo)」が使えるので、
初心者のうちはそれらを活用しながら、
「どこで詰まり始めたのか」「どの手を選ぶと良かったのか」を学んでいくのがおすすめです。

手順で分かる!ソリティアの遊び方(1ゲームの流れ)
ここでは、ソリティア(クロンダイク)1ゲームの流れを「ステップ形式」で説明します。
細かいルールをすべて覚えていなくても、この順番通りに意識して進めればOKというイメージで読んでください。
ステップ1:カードを配って初期配置をつくる
まずは、トランプをよくシャッフルして、テーブル(場札)にカードを配ります。
- 一番左の列に1枚
- 左から2番目の列に2枚
- 左から3番目の列に3枚
- ……
- 一番右の列に7枚
というように、左から右へ行くほどカードの枚数が増える「階段状」の配置にします。
各列の「いちばん下のカード」だけ表向きにし、それより上はすべて裏向きのままにします。
この7列が、ゲーム中にメインで操作していく**テーブル(場札)**です。
テーブルに配らなかった残りのカードは、裏向きのまま「山札(ストック)」としてまとめ、左上あたりに置きます。
上部には最終ゴールとなる「ファウンデーション」の4枠(最初は空)が用意されます。
ステップ2:場札の中で動かせるカードを探す
初期配置ができたら、まずは山札には触らず、テーブル(場札)だけを見て動かせるカードを探します。
基本ルールは次の2つです。
- 色は「赤・黒・赤・黒…」と交互になるように重ねる
- 数字は1つずつ小さくなるように、「K → Q → J → 10 → 9 → … → 2 → A」の順で重ねる
たとえば、
- 黒の「9♠」の上には、赤の「8♥」や「8♦」を置ける
- 赤の「6♦」の上には、黒の「5♣」や「5♠」を置ける
といった具合です。
また、条件を満たしていれば、
- 「10♠ → 9♥ → 8♣」とつながった3枚の列を、まとめて別の列に移動する
といった「列ごとの移動」もできます。
この段階では、
- できるだけ多くの裏向きカードを表にめくる
- 先が広がりそうな移動を優先する
ことを意識しながら、テーブル上での移動だけでどこまで盤面を整理できるかを試します。
ステップ3:空列が作れそうなら優先して作る
テーブル上のカードを動かしていると、
ある列のカードをすべて別の列やファウンデーションに移動できて、**その列が空(空列)**になることがあります。
空列が作れそうなら、できるだけ優先して作ることをおすすめします。
空列に置けるのは基本的に「K(キング)から始まる列」だけです。
- 単体のKを置いてもよし
- 「K → Q → J → 10…」とつながった列をまとめて置いてもよし
空列を1つ持っておくと、
- まとまった列を一時的に避難させられる
- 邪魔な列を動かし、裏向きカードをめくるスペースを作れる
- 新しいKから始まる列を作って、さらに展開が広がる
といったメリットがあり、中盤以降の自由度を大きく高めてくれます。
「どの列を崩せば空列にできるか?」も考えながら、
動かせるカードを組み替えていくのがポイントです。
ステップ4:山札をめくって新しい選択肢を増やす
テーブルだけで動かせるカードが減ってきたら、
次は山札(ストック)をめくって、新しいカードを場に供給します。
ルールは、1枚めくりか3枚めくりかで少し異なります。
- 1枚めくり:山札からカードを1枚だけめくり、ウェイストに表向きで置く
- 3枚めくり:山札から3枚まとめてめくり、3枚を順番にウェイストに重ねる
- このとき、いちばん手前のカードだけが、場やファウンデーションへ移動可能
ウェイストにあるカードも、テーブル上のカードと同じように、
- 色が赤・黒交互
- 数字が1つ小さい
という条件を満たせば列に重ねられます。
また、条件がそろっていれば、ファウンデーションに直接移動させることも可能です。
ここでもいきなり山札に頼りきるのではなく、
- 「テーブル上での移動」と「山札からの補給」をバランスよく行う
- 山札をめくったあとも、まずはテーブル上をよく見て、裏向きカードをめくれないか確認する
という流れを意識すると、詰まりにくくなります。
ステップ5:ファウンデーションに移せるカードを整理する
ゲームが進んでくると、少しずつ
ファウンデーション(上の完成エリア)に置けるカードが増えてきます。
ファウンデーションに置く条件は、
- A(エース)からスタート
- 同じマークで、数字が小さい順に積み上げる(A → 2 → 3 → … → K)
というシンプルなものです。
- テーブルの列の一番上
- ウェイストの一番上
などに、「今のファウンデーションに乗せられるカード」があれば、
整理するように移動させていきます。
ただし、置けるからといって何でもかんでもすぐに上げれば良い、とは限りません。
- そのカードがテーブル上に残っていれば、他のカードを動かす“踏み台”になったかもしれない
- 特に2〜4あたりの低いカードは、場を組み替えるのに必要になることが多い
といった理由で、「あえてしばらく場に残しておく方が有利」なケースもあります。
基本的には、
- 裏向きカードをめくるために必要なカードは一旦残す
- どう見てももう場に必要なさそうなカードからファウンデーションへ上げる
という感覚を少しずつつかんでいくと、勝率アップにつながります。
ステップ6:詰まったら一度状況を見直す(リセット・やり直しもOK)
テーブルの列も、山札・ウェイストも、
十分に動かしたつもりなのに、それ以上どこにも動かせない――。
ソリティアをしていると、必ずそんな場面がやってきます。
そんなときは、一度手を止めて、
- 他に動かせるカードは本当にないか
- 別の順番で動かしていれば、裏向きカードをめくれたのではないか
- さっきファウンデーションに上げたカードを、場に残しておけば展開が違ったかも
といったことを軽く振り返ってみるのが大事です。
アプリ版の場合は、
- 1手戻す(Undo)
- ゲームを最初からやり直す(Restart)
などの機能がついていることが多いので、
「なぜ詰まったのか」を学ぶ教材として、積極的に使ってOKです。
ビギナー向け「よくある詰まりパターン」
初心者がよくハマる詰まりパターンには、次のようなものがあります。
- 動かせるカードを、とりあえず全部動かしてしまう
- 結果として、裏向きカードをめくるチャンスを逃している
- 空列を作らないまま、山札ばかりめくってしまう
- テーブルが窮屈なままで、展開が広がらない
- ファウンデーションにカードを上げすぎて、場札の選択肢が減る
- 特に低い数字のカードを早く上げ過ぎて、列を作りにくくなる
- 同じ数字を動かすときに、「より多くの裏札をめくれる方」を選んでいない
こうしたパターンに気づいてくると、
- 「次のゲームでは、裏札をめくる動きを最優先にしよう」
- 「空列を1つ作るまでは、山札に頼りすぎないようにしよう」
といった改善点が見えてきます。
ソリティアは、1ゲームあたりの時間もそれほど長くないので、
失敗→やり直し→ちょっと工夫して再挑戦のサイクルを回しやすいゲームです。
詰まったときこそ、「上達のチャンス」だと思って、気軽にやり直していきましょう。
初心者がつまずきやすいポイントと勘違い
ソリティアはルール自体はシンプルですが、
「なんとなく」でプレイしていると、同じところで何度も詰まりやすいゲームでもあります。
ここでは、初心者がよくやってしまう「勘違い」や「NG行動」を整理しておきます。
このあたりを意識するだけでも、勝率や“気持ちよく動く感覚”がかなり変わってきます。
「とりあえず動かせるカードを全部動かす」はNGな理由
ソリティアを始めたばかりの頃に多いのが、
「動かせるカードがあるなら、全部動かした方がいいんじゃないか?」
という考え方です。
一見、正しそうに見えますが、これは詰まりやすくなる典型パターンです。
理由は大きく2つあります。
- 裏向きカードをめくれないまま、表向きのカードだけがグルグル回る
- 裏向きカードを1枚もめくらずに、表向きのカードだけを別の列に載せ替えても、あまり状況は好転しません。
- 「その移動で新しいカードがめくれるか?」を基準に考えるのが大事です。
- 後々必要になる“踏み台”を壊してしまう
- あるカードを別の列に移した結果、あとでその場所に置きたかったカードが置けなくなることがあります。
- 「今動かして得するか?」「将来の選択肢を減らしていないか?」を軽く考えてから動かした方が有利です。
大切なのは、
- 「動かせるから動かす」ではなく
- 「裏向きカードをめくるために、どのカードを動かすか」
という視点です。
赤と黒の並びを意識していない
ソリティアのテーブル(場札)では、
- 色は「赤・黒・赤・黒…」の交互
- 数字は1つずつ小さく(K → Q → J → … → 2 → A)
というルールでカードを重ねます。
初心者のうちは、「今置けるかどうか」だけに注目しがちですが、
将来的な並びを見越して“色の順番”を意識することがとても重要です。
例えば、
- どちらにも置ける「7♣」を、
- 「8♥」の下に置くか
- 「8♦」の下に置くか
という選択肢があるとします。
このとき、
- その先(6、5、4…)を考えたときに、
- 黒→赤→黒→赤…と続けて行きやすいのはどちらか?
- それぞれの列の上に、後から乗せられそうなカードはどちらが多そうか?
といったことを少し意識するだけで、
「あと数手で詰まる列」と「ずっと伸ばせる列」の差が出てきます。
色の並びをざっくりでもイメージできるようになると、
- 「この列は伸びしろがありそうだから大事に使おう」
- 「こっちの列は詰まりやすそうだから、裏札をめくったら早めに整理しよう」
といった判断がしやすくなり、結果的に勝率アップにつながります。
空列を作らない(怖くてKを動かさない)問題
空列(カードが1枚もない列)は、
ソリティアにおける**“超重要なフリースペース”**です。
にもかかわらず初心者の多くは、
- 列を全部動かせる状況でも、なんとなくそのままにしてしまう
- Kを動かすと列が空いてしまうのが不安で、動かさない
という「空列恐怖症」のような状態になりがちです。
しかし、実際にはその逆で、
意識して空列を作り、そこにKから始まる列を置くことが、展開を大きく広げるカギ
です。
空列があると、
- 長い列を一時的に置いておける
- 別の列の裏向きカードをめくるためのスペースとして使える
- 新しいKから始まる列を作り、さらにカードをさばきやすくする
といったメリットが生まれます。
「Kを動かしたら列がなくなってしまう…」と怖がるのではなく、
- 「どのKを空列に持って行けば、一番多くの裏札をめくれそうか?」
- 「このKは伸びしろがありそうか(赤黒交互で続けて行けそうか)?」
といった観点で考えるクセをつけると、一気に中級者寄りの思考になります。
山札をめくるタイミングばかりに頼ってしまう
困ったときに頼りたくなるのが、山札(ストック)です。
- テーブルで動かせるカードをあまり探さず、すぐに山札をめくってしまう
- 「詰まったらとりあえず山札」というクセがついてしまう
このパターンは、場札の整理が進まず、いつまでも裏向きカードが残り続ける原因になります。
本来、山札は
- テーブルでどうにもならないときに「新しい選択肢」を増やすための手段
であって、「最初から頼りっぱなし」の存在ではありません。
おすすめの考え方は、
- まずはテーブルだけで、動かせるカードが本当にないかを確認する
- 「裏向きカードをめくる動き」「空列を作る動き」を優先して探す
- どうしても動きがなければ、はじめて山札をめくる
という順番を守ることです。
この順番を意識するだけで、
- テーブルの裏札が早く減る
- 空列が作りやすくなる
- 山札に頼らなくても解決できる局面が増える
といった良い流れがつくれます。
「運ゲー」と思い込んでしまう罠
ソリティアを何度かプレイしていると、
- 「全然クリアできない…これ運ゲーじゃない?」
- 「どうせ配られたカード次第で決まるでしょ」
と感じる瞬間があるかもしれません。
たしかに、シャッフルされた時点で絶対にクリアできない配列も存在します。
つまり、完全に「実力だけのゲーム」ではありません。
とはいえ、
- 同じ「配り」でも、プレイヤーによってクリア率が大きく変わる
- 良い選択肢を選べばクリアできたゲームを、自分の打ち方で詰ませてしまっていることも多い
という意味では、実力の影響もかなり大きいゲームです。
特に、
- 裏向きカードを最優先でめくる
- 空列を積極的に作る
- ファウンデーションに上げすぎない
- 山札に頼りすぎず、テーブルをしっかり整理する
といった基本のコツを押さえるだけでも、
- 「全然クリアできないゲーム」 → 「たまにクリアできるゲーム」
- 「たまにクリアできるゲーム」 → 「そこそこ高い確率でクリアできるゲーム」
へと、体感が変わっていきます。
「ソリティアは運ゲー」と思い込んでしまうと、
プレイを振り返ったり工夫したりする動機が薄れてしまいます。
むしろ、
「運の要素もあるけれど、打ち方でかなり差がつくパズルゲーム」
と捉え直すと、
1ゲーム1ゲームが「試行錯誤の練習」のようになり、
自然と上達していきます。
ソリティアの勝率を上げる基本のコツ5選
ここからが「ソリティア コツ」で検索した人が一番知りたい、本題のパートです。
細かいテクニックはいろいろありますが、まずはこの5つを意識するだけで、体感の勝率がかなり変わります。
コツ1:場札を優先して動かし、裏向きカードをめくることを最優先にする
ソリティアで一番大事なのは、
「どれだけ早く、どれだけ多くの裏向きカードを表にできるか」
です。
表向きのカードをあちこち動かしても、
裏向きカードが増えなければ、選択肢は広がりません。
プレイ中は、常にこんな順番で考えるのがおすすめです。
- この一手で「裏向きカードを1枚以上めくれる」か?
- めくれた裏向きカードから、さらに展開が広がりそうか?
- ただ列を伸ばすだけの動きになっていないか?
例えば、
- A列のカードを動かせばすぐに裏向きカードをめくれる
- B列のカードを動かしても、見えているカード同士が入れ替わるだけ
という状況なら、迷わずA列を優先するべきです。
「とりあえず動かす」のではなく、
「裏向きカードが開く動きかどうか」を基準に手を選ぶのが、勝率アップの第一歩です。
コツ2:空列はできるだけ早く作り、Kから始まる長い列を置く
空列(カードが1枚もない列)は、
ソリティアにおける“特別な作業スペース”です。
空列には基本的に、
- K(キング)から始まる列しか置けない
という制約がありますが、逆に言えば、
- Kから始まる列をどこにでも新しく作れる場所
とも言えます。
コツとしては、
- できるだけ早い段階で空列を1つ作る
- そこに「K+なるべく長い列」を置く
という流れを意識します。
たとえば、
- 「K → Q → J → 10 → 9」と続いている列
- 「K → Q」の2枚だけの列
があった場合、空列には
より長くて伸びしろのある「K → Q → J → 10 → 9」の方を優先して置く
のが基本です。
長い列を空列に置ければ、
- その下にあった裏向きカードがめくれる
- 別の列のカードを動かす余地が広がる
といった効果が期待できます。
「空列を作るのが怖い」のではなく、
「どの列を崩せば空列になり、一番多くの裏札をめくれるか」
という発想で考えると、一気に中級者寄りの打ち方になります。
コツ3:同じ数字を動かすときは「より多くの裏カードをめくれそうな方」を選ぶ
プレイしているとよく出てくるのが、
- 「7♣」を置ける場所が2つある
- 「9♥」を、A列にもB列にも動かせる
といった同じ数字を動かせる複数の選択肢です。
このときの判断基準はシンプルで、
「そのカードを動かした先で、より多くの裏向きカードをめくれそうな方」を選ぶ
ことです。
たとえば、
- A列の「8♦」の上に「7♣」を置くと、その列の一番下はすでに表札で、特に裏向きは増えない
- B列の「8♥」の上に「7♣」を置けば、次の一手でその列の裏札が1枚めくれそう
という状況なら、B列を選んだ方が盤面が大きく動くのは明らかです。
同じ数字をどこに置くか迷ったときは、
- その移動で直接裏札がめくれるか?
- 次の数手で裏札をめくる「予備動作」になっているか?
という2点で軽く比較してみると、選ぶべき手が見えやすくなります。
コツ4:山札をめくる前に、場札だけでできることを全部やる
ソリティアに慣れていないうちは、
- ちょっと詰まりそうになると、すぐ山札をめくってしまう
- 「困ったらとりあえず山札」という癖がつく
というパターンが非常に多いです。
しかし、山札に頼り過ぎると、
- テーブルの裏札がいつまでも減らない
- 空列がなかなか作れない
- 「山札のカード頼み」の展開になり、運ゲー感が強まる
といった状態になりがちです。
おすすめのルールは、次の一言です。
「山札をめくる前に、場札だけでできることを全部やる」
具体的には、
- 移動させれば裏札がめくれそうな列はないか?
- 空列が作れそうな組み替えはないか?
- ウェイストやファウンデーションのカードを、うまく場札に利用できないか?
を一通りチェックしてから、ようやく山札に手を伸ばすイメージです。
こうすると、
- 山札に頼りきりにならず、テーブルの整理が進みやすい
- 山札からめくったカードも、整理された場にうまく組み込みやすい
といったメリットがあり、結果的に勝率が上がりやすくなります。
コツ5:ファウンデーションに乗せるタイミングを“少し遅らせる”
ファウンデーション(上の完成エリア)にカードを置くと、
- 「ゲームが進んでいる感じ」がして気持ちいい
- 盤面がスッキリして見やすくなる
というメリットがありますが、
何でもかんでもすぐに上に上げるのは危険です。
特に、中盤に差し掛かるまでは、
“あえて少し残しておく”カードがある
という感覚を持つと、プレイの質が一気に変わります。
中盤までに意識したいポイントは次の2つです。
- 低い数字のカード(2〜4あたり)は、場札の「踏み台」になりやすい
- たとえば、場札で「5」を動かすには、その下に「4」が必要になります。
- その4を早々にファウンデーションに上げてしまうと、その列が動かしづらくなることがあります。
- 場札の並べ替えにまだ使えそうなカードは、しばらく残しておく
- そのカードが場にあれば、赤黒交互の列を伸ばしたり、空列に持っていく列を作り替えたりできる場合があります。
- 「このカード、まだ場で仕事できそうだな」と感じたら、すぐには上げない選択もありです。
もちろん、
- ファウンデーションに上げても、場札の動きにほとんど影響しない
- もうそのカードが場にいる意味がない
という場合は、迷わず上に上げてしまって構いません。
大事なのは、
「置けるカードは全部即座に上げる」から一歩進んで、
「場札の動きやすさを保ちながら、少しずつ上げていく」
という感覚に切り替えることです。
この「ファウンデーションに上げるタイミングのコントロール」が身についてくると、
- 中盤〜終盤の手詰まりが減る
- 「あと一歩でクリアできない…」というケースが少なくなる
といった変化が出てきます。
まずはこの5つのコツを、次のプレイから1つずつ意識してみてください。
すべてを一度に完璧にやろうとする必要はありません。
- 今日は「裏札を最優先でめくる」を意識してみる
- 次のゲームでは「空列を積極的に作る」を試してみる
といった形で少しずつ取り入れていくだけでも、
「なんとなく動かすだけのソリティア」から「勝ち筋を探すソリティア」に変わっていきます。
中級者向け:さらに勝率を伸ばす上級テクニック
ここからは、「なんとなくはクリアできるけれど、もっと安定して勝ちたい」という人向けのテクニックです。
基本のコツに加えて、考え方の精度を上げるための“中級者の視点”を整理していきます。
テク1:山札(ウェイスト)の「巡り」を意識する
特に「3枚めくり」のルールでは、山札(ストック)とウェイストの「巡り」を意識すると、
ただ運に任せるだけのゲームから、一段階上の戦略ゲームになります。
3枚めくりの場合のサイクルの考え方
3枚めくりでは、
- ストックから3枚まとめてめくる
- ウェイストの一番手前のカードだけが、その時点で使える
というルールです。
このとき、
- 山札を最後までめくり切ると、ウェイストの束を裏向きにして、再びストックに戻す
- 再度3枚ずつめくっていくうちに、「同じ並び」が繰り返し出てくる
という「サイクル」が発生します。
つまり、
「今は使えないあのカードは、何回かめくればまた同じ位置に戻ってくる」
ということです。
完全に暗記する必要はありませんが、
- 「このカードは、あと何周かしないと先頭に来ないな」
- 「このカードを今使ってしまうと、次の周回でこの並びが崩れるな」
といった感覚を持てるだけで、
「山札をめくるタイミング」をコントロールしやすくなります。
何周目か・どのカードがいつ戻ってくるかをざっくり覚える
理想は、次のようなことを「ざっくり」でいいので意識することです。
- 今は山札を何周目まで使っているか
- さっき見えたけど使えなかったカードが、次に手前に回ってくるのは何周後か
- そのカードが出てきたときまでに、場札側をどれくらい整理しておきたいか
たとえば、
- 強力なカード(裏札をめくれるようなカード)が、今はウェイストの中ほどに埋もれている
- 「次の周回で手前に来るはずだから、それまでに空列を1つ作っておこう」
というように、数手〜数十手先の準備をするイメージで場を整えていくと、
「来たカードをなんとなく使う」から「狙ってそのカードを活かす」プレイに変わります。
テク2:複数の選択肢があるときの優先順位ルール
中級者になると、「どの手も一応正しそう」に見える局面が増えてきます。
そんなときに迷わず判断するための優先順位ルールを持っておくと便利です。
基本の優先順位は次のとおりです。
「裏カードをめくれる手」 > 「列を伸ばすだけの手」
「空列をつくる手」 > 「小さいカードを動かすだけの手」
つまり、
- 裏向きカードをめくれるかどうかが最優先
- その一手で裏札が1枚でも開くなら、かなり価値が高い
- 裏札が開かなければ、今後の展開はあまり変わらないことが多い
- 空列を作れる動きは、できるだけ優先
- 空列はスペースであり、Kから始まる列の新しい出発点
- 空列が1つあるだけで、複数の列を大きく組み替えられる
逆に、
- ただ列を1枚分だけ伸ばすだけの動き
- 「数字は動いたけれど、裏札も空列も生まれていない」動き
は、優先度が低い手です。
迷ったときは、
- 「この手を打ったあと、盤面は“実質的に”どれくらい変わるか?」
- 「新しい選択肢(裏札・空列・新しい列)は増えるか?」
という観点で比べてみると、選ぶべき手が見えやすくなります。
テク3:空列にはできるだけ「長く伸びる可能性のあるK」を置く
空列は、Kから始まる列しか置けないという制約があるぶん、
「どのKを置くか」で、その後の展開が大きく変わります。
狙いたいのは、
できるだけ長く伸びる可能性のあるKを空列に置くこと
です。
すぐ行き詰まりそうな列は後回し
具体的には、次のような観点でKを比較します。
- そのKの上に、すでにQ・J・10…と続いているか
- 別の列やウェイストに、そのKと相性の良い色(赤/黒)・数字のカードが控えているか
- 今後もその列を伸ばしていけそうな“余地”があるか
反対に、
- Kの上に1〜2枚しか乗っておらず、それ以上伸びなさそう
- そのKの色と合うカードが場にあまり見当たらない
といった「すぐ行き詰まりそうなK」は、空列に置く優先度を下げてもかまいません。
空列という貴重な枠には、
- できれば「K → Q → J → 10 → 9…」と、
将来的にも長く伸ばせそうな列を選んで置く
意識を持てると、盤面の自由度が段違いに変わってきます。
テク4:同じマークの低いカードは、必要になるまでファウンデーションに上げない
ファウンデーションにカードをどんどん上げると、
見た目はすっきりしますが、場札の自由度を奪ってしまうことがあります。
特に注意したいのが、
同じマークの低いカード(2〜4あたり)
です。
これらは、場札の中で「踏み台」として非常に重要な役目を持ちます。
- たとえば、5を動かすには、その下に4が必要
- その4を先にファウンデーションに上げてしまうと、5の列が動かしづらくなる
- 結果として、その上に乗っている6や7も動かしにくくなる
というように、1枚の低いカードが、上にいる複数枚の“鍵”になっているケースが多いのです。
中級者以上を目指すなら、
- 2〜4あたりのカードは、「もう場札で役目がない」と判断できるまでは残しておく
- 特に、まだ裏札が多く残っている段階では、むやみに上げない
という意識を持つと、終盤での「動けない詰まり」が減ります。
逆に、裏札がほとんどなくなり、
- 場札の列もかなり整理されてきた
- もうこの低いカードが場にいても特に役目がなさそう
という状況になったら、まとめてファウンデーションに上げてしまってOKです。
テク5:Undo(1手戻す)機能の上手な使い方
オンラインのソリティアやアプリには、
たいてい「1手戻す(Undo)」機能が付いています。
「ズルしているみたいで嫌だ」と感じるかもしれませんが、
上達のためには、むしろ積極的に使った方が良い機能です。
オンラインゲームやアプリでの練習方法
おすすめの使い方は、次のような形です。
- まずは自分の読みで一手を指してみる
- 数手進めてから、「あ、この選択はイマイチだったかも」と感じたらUndoで戻る
- 同じ局面に戻して、別の選択肢でやり直してみる
- どちらのルートの方が、
- 裏札が多くめくれたか
- 空列を作りやすかったか
- 全体の自由度が高いままだったか
を比べてみる
これを繰り返すことで、
- 「この局面では、こっちの手を選んだ方が伸びやすい」という感覚
- 「自分はついこういう悪手を選びがちだ」という傾向
が少しずつ見えてきます。
自分の悪手のクセを知る
Undoを使った“検証プレイ”をしていると、
- 動かせるカードを片っ端から動かしてしまう
- すぐ山札に頼ってしまう
- 低いカードを早めにファウンデーションに上げすぎる
- 空列を作れるのに、怖くて作らない
といった 「自分のクセ」 が浮き彫りになってきます。
大事なのは、
「負けたゲームにがっかりする」よりも
「なぜ詰まったのかを1つだけでも言語化してみる」
ことです。
- 「今回は、序盤に4を上げすぎたせいで5の列が動かなくなったな」
- 「空列を作らなかったから、裏札をめくるチャンスを逃したな」
といった振り返りをほんの一言でいいので意識しておくと、
次のゲームで同じミスを減らせます。
Undoは「やり直しボタン」ではなく、
自分の打ち方を分析するための“リプレイ機能”
と捉えて使うと、
単に遊ぶだけでなく、プレイごとに少しずつ強くなっていく感覚が得られるようになります。
スマホ・PCでソリティアを遊ぶときのコツ(操作編)
同じソリティア(クロンダイク)でも、
「リアルのトランプで遊ぶ」と「スマホやPCで遊ぶ」のとでは、操作感がかなり違います。
ここでは、スマホ・PCでプレイするときに意識しておくと快適になる操作面のコツをまとめます。
タップ操作/ドラッグ操作の違いを理解する
多くのソリティアアプリやブラウザゲームでは、
- タップ(クリック)操作
- ドラッグ操作(つかんで移動)
の両方が使えるようになっています。
それぞれ、得意な場面が少し違います。
タップ操作のメリット
- 指やマウスを大きく動かさなくてよい
- スマホの小さい画面でもミスタップが少なくなる
- 「置ける場所が1つだけ」のとき、タップだけで自動的にそこへ移動してくれるゲームも多い
表向きのカードを1枚だけ動かしたいときや、
ファウンデーションに送れるカードをサッと上げたいときに便利です。
ドラッグ操作のメリット
- 「この列をここに持っていきたい」と、自分で明確に指定できる
- 複数枚つながった列を、そのまままとめて移動するときに使いやすい
- 誤った場所への自動移動を防ぎやすい
特に、複数の移動先候補があるときは、
タップまかせだと「違う列に行ってしまった」ということもあるので、
狙いを決めたいときはドラッグ操作の方が安心です。
アプリやゲームによって挙動が違うため、
- 「タップしたときにどこへ動くのか」
- 「ドラッグしたとき、どこまでつかめるのか(何枚まで一緒に動くのか)」
を最初に軽く試しておくと、そのゲームに合わせた操作感がつかめます。
「自動で上に移動する」機能の使いどころ
アプリ版ソリティアではよく、
- 「自動でファウンデーションに移動」
- 「自動完了(Auto Complete)」
のような機能があります。
とても便利ですが、使いどころを間違えると勝率を下げることもあるので注意です。
終盤だけ使うパターン
おすすめは、
「勝ちがほぼ見えた終盤だけ自動移動に任せる」
という使い方です。
具体的には、
- 裏向きカードがほとんど残っていない
- あとは上に上げていくだけで自然とクリアできそう
- どう見ても場札での組み替えはもう必要なさそう
という状態になったら、「自動で上に移動」機能をオンにします。
これなら、
- クリアまでの単純作業をアプリに任せられる
- 自分は「ここまでの手順が正しかったか」を振り返ることに集中できる
といったメリットがあります。
最初から使わない方がいいケース
逆に、中盤までは、
- 自動で上に上げられるカードがあっても、あえて手動にしておく
- 「このカードはまだ場で役立ちそうか?」を自分で判断する
というスタイルの方が上達しやすいです。
自動移動を常にONにしていると、
- まだ場札で使いたかったカードまで、どんどんファウンデーションに上がってしまう
- 「今このカードを残しておくとどうなるか?」という感覚が育ちにくい
というデメリットがあります。
「楽に遊びたいとき」は常に自動でもいいですが、
勝率を上げたい・上達したいなら、終盤だけONがバランスの良い使い方です。
画面の広さ・向き(縦横)で遊びやすさが変わる
スマホ・タブレットでソリティアを遊ぶ場合、
画面の向き(縦向き/横向き)でかなりプレイ感が変わります。
縦向きの特徴
- 片手操作しやすく、スキマ時間に遊びやすい
- ただし、カードの横幅が小さくなりやすく、7列すべてを見ると窮屈になりがち
- 小さな画面だと、タップミスが増えることも
横向きの特徴
- 7列を横に広く表示できるため、全体の配置を把握しやすい
- カード1枚1枚が大きく表示されて、誤操作が減りやすい
- 両手でしっかり持ってプレイするスタイルになる
戦略的にプレイしたいとき、
特に「裏札の位置」「どの列を空けるか」などを考えたいときは、
横向きで、できるだけ大きな画面でプレイする
方がおすすめです。
PCの場合も同様で、
- ウィンドウを小さくしすぎると、カードが小さくて見づらい
- 可能ならフルスクリーンや、ある程度大きめのウィンドウで表示する
といった工夫をすると、盤面の全体像がつかみやすくなります。
スマホ勢におすすめの設定(サウンド、エフェクト、アニメ速度 など)
ソリティアアプリには、細かい設定項目があることが多いです。
「デフォルトのまま」でも遊べますが、少し調整するだけで快適度が変わります。
1. サウンド(効果音)
- 集中したい人:音をOFF、または小さめに
- ゲーム感を楽しみたい人:めくる音・移動音だけON、BGMはOFFなど
特に外出先で遊ぶ場合は、無音 or 小さい音がおすすめです。
2. エフェクト(演出)
- カード移動時の光り方、クリア時の派手な演出など
- スマホが重くなる・電池消費が気になるなら、エフェクトを控えめにすると快適
「演出が派手すぎて逆に見づらい」と感じる人は、
アニメ控えめ・エフェクト少なめにする方がプレイしやすくなります。
3. アニメ速度
- カード移動のアニメーションが遅いと、1ゲームの時間が長く感じやすい
- 速すぎると、どこにカードが動いたか分かりづらくなる
おすすめは、
「やや速め〜普通」くらいの速度
です。
連続してプレイする人ほど、アニメを速めにしておくとストレスが減ります。
4. タップで自動移動するかどうか
設定で選べる場合、
- 上達を目指すとき:タップ自動移動は控えめ or OFF
- 気軽に遊びたいとき:ONにして「サクサク感」を優先
といった使い分けもアリです。
上達したい人向け:練習方法と目標の立て方
「もっと安定してクリアしたい」「なんとなくじゃなく、ちゃんと上達を感じたい」
そんな人向けに、ソリティアの具体的な練習方法と目標設定のコツをまとめます。
難しいことをする必要はなく、ちょっとした工夫+継続で、プレイの質はかなり変わります。
「1日10〜15分」から始めるソリティア練習プラン
ソリティアは、1ゲームあたり数分〜10分程度で遊べるゲームです。
その特徴を活かして、「毎日少しだけ」プレイする習慣をつくると上達しやすくなります。
おすすめは、
「1日10〜15分だけソリティアをする」
という練習プランです。
目安としては、
- 1ゲームあたり5分前後として、2〜3ゲーム
- 集中してやれば、10分でも十分“手応えのある練習”になります
このとき、ただ遊ぶだけでなく、
- 「今日はコツ1つだけ意識する」とテーマを決める
- 例:「裏向きカードを最優先でめくる」「空列を必ず1つ作る」など
- 毎回、クリアできたか/どこで詰まったかを軽く振り返る
といった「意識を少しだけ上げたプレイ」にすると、同じ時間でも身につき方が違います。
「ガッツリ1時間やろう」と思うと続きにくいですが、
10〜15分ならスキマ時間でも続けやすいので、習慣化にぴったりです。
難易度別のおすすめ設定
ソリティアは、設定次第で難易度が大きく変わります。
上達のステップとして、次のような設定を目安にするとスムーズです。
初心者:1枚めくり+制限なし
まだルールに慣れていない・勝ち方の感覚がつかめていない段階では、
- 山札:1枚めくり(Draw 1)
- 山札をめくる回数:制限なし(何周でもOK)
という設定がおすすめです。
この設定だと、
- 山札のカードが何度も手前に回ってくる
- 慣れればクリアしやすく、「勝てる感覚」を身につけやすい
というメリットがあります。
この段階の目的は、
- ルールを自然と覚える
- 「裏札をめくる」「空列を作る」など基本のコツを体で覚える
- クリアした経験を増やして、モチベーションを維持する
ことです。
中級:3枚めくり
1枚めくりである程度クリアできるようになってきたら、
次のステップとして、
- 山札:3枚めくり(Draw 3)
にチャレンジしてみましょう。
3枚めくりでは、
- 山札の「巡り」が重要になる
- 使いたいカードがなかなか先頭に来ないことも多く、難易度アップ
といった特徴がありますが、そのぶん、
- 山札のめくり方やタイミングを工夫する楽しさが増える
- “運だけではない”戦略的な面白さがよく分かる
という、クロンダイク本来の醍醐味を味わいやすくなります。
最初のうちは勝率が落ちて当然なので、
- 「いきなり勝率を求めない」
- 「今日は3枚めくりで1クリアできればOK」など、目標を低めに設定する
と気楽に続けやすくなります。
勝率・クリア時間を記録してみる
上達を実感しやすくするためにおすすめなのが、
「勝率」と「クリア時間」を簡単に記録すること
です。
記録する方法は、自分に合ったものでOKです。
1. メモ帳・ノートに簡単に書く
- 日付
- ゲーム数:〇ゲーム
- クリア数:〇回(→勝率 〇%)
- 一番早くクリアした時間:〇分〇秒(ざっくりでもOK)
例)
「4/10 3ゲーム中2クリア 最短6分ぐらい」
というように、ざっくりとした記録でも十分です。
2. スプレッドシートに入力する
もう少ししっかり管理したければ、Excelやスプレッドシートを使って、
- 日付
- プレイ数
- クリア数
- 勝率(自動計算)
- 最短クリア時間
などを入力していくと、グラフで上達が見えるようになり、モチベーションも上がります。
3. アプリの統計機能を活用する
多くのソリティアアプリには、
- 通算勝率
- 平均クリア時間
- 連勝数
などの統計機能がついています。
特に何も書きたくない場合は、
- 定期的に「今の勝率はどれくらいか?」を眺める
- 「前は20%だったのに、今は30%まで上がっている」といった変化を楽しむ
程度でもOKです。
「数字で上達が見える」と、ただ遊んでいるときよりも、
プレイにちょっとした“良い緊張感”が生まれます。
「負けたゲーム」を振り返るポイント
上達という意味では、
実は**「勝ったゲーム」より「負けたゲーム」から学べることの方が多い**です。
といっても、難しい分析をする必要はありません。
次のポイントを軽くチェックするだけで十分です。
1. 最初に詰まった局面はどこだったか?
ゲームオーバーになったとき、
- 「このあたりから動きが怪しくなってきたな」
- 「この1手を打ってから、急に選択肢が減ったな」
と感じた場所があれば、そこが見直しポイントです。
可能であれば、
- Undo(1手戻す)で少し戻して、別の手を試してみる
- 「あの時、こっちの列を動かしていたらどうなっていたか?」を検証する
ことで、「どの選択が詰まりを招いたか」が見えてきます。
2. 選んだ手は、「裏札をめくる」「空列を作る」手だったか?
振り返る際に、次のような質問を自分に投げかけてみてください。
- あのとき選んだ手は、裏向きカードをめくる一手だったか?
- 空列を作るチャンスを見逃していなかったか?
- ただ列を伸ばすだけの「自己満足の一手」になっていなかったか?
もし「ただ動かせるカードを動かしただけだった」と気づければ、
「次からは、動かす前に“この一手で何が変わるか”を1秒だけ考えよう」
という改善策が見えてきます。
3. ファウンデーションに上げすぎていなかったか?
終盤で詰まった場合は、
- 低い数字のカード(2〜4あたり)を、早めにファウンデーションに上げすぎていなかったか
- 場札で「踏み台」として使えそうなカードを先に引き上げてしまい、列が動かなくなっていなかったか
もチェックしてみましょう。
「この4を残しておけば、5の列を動かせたな」と気づけたら、
次のゲームでは同じミスをかなり減らせます。
完璧な分析をしようとする必要はありません。
「負けた原因を一言で言うなら何か?」をざっくり言語化するだけでも、十分効果があります。
- 「今日は、空列を作るのが遅かった」
- 「山札に頼りすぎた」
- 「低いカードを早く上げすぎた」
こうした気づきを1つずつ積み重ねていくことで、
ソリティアは「運でたまたま勝つゲーム」から、
「自分の成長を実感しながら勝率を上げていくゲーム」に変わっていきます。
よくある質問(ソリティアのルール&コツ Q&A)
まとめ:ルールを理解して、コツを知ればソリティアはもっと楽しい

ここまで、ソリティア(クロンダイク)のルールから勝率アップのコツ、中級者向けテクニックまで一気に見てきました。最後に、ポイントをざっくりおさらいしておきます。
ルールのおさらい(目的/動かし方/空列/山札)
ソリティアの基本はとてもシンプルです。
- 目的
- 4つのファウンデーションに、各マークごと A → K まで昇順に積み上げる
- 52枚すべてのカードがファウンデーションに乗ればクリア
- 動かし方(場札・テーブル)
- 色は 赤・黒・赤・黒… と交互になるように重ねる
- 数字は1つずつ小さくなるように、K → Q → J → … → 2 → A の降順で並べる
- 条件を満たしていれば、複数枚つながった列をまとめて動かせる
- 空列(カードが1枚もない列)
- 基本ルールでは、K(キング)から始まる列 しか置けない
- 空列は「新しい列を作るフリースペース」なので、うまく使えると一気に展開が広がる
- 山札(ストック)とウェイスト
- テーブルに配られなかったカードは裏向きの山札に
- めくったカードはウェイストに置かれ、その一番上だけが使用可能
- 1枚めくり/3枚めくりで難易度や巡り方が変わる
この「目的」「動かし方」「空列」「山札」の4つを押さえておけば、
ソリティアのルールはほぼ理解できていると言ってOKです。
勝率アップのコツを要約(裏カード優先・空列・ファウンデーションのタイミング)
勝率を上げるための基本のコツは、要するに次の3つに集約されます。
- 裏向きカード最優先
- 「この一手で裏札がめくれるか?」をまず考える
- ただ列を動かすだけの手より、「裏札を開く手」を優先する
- 空列を積極的に作る・空列に置くKを選ぶ
- 空列はKから始まる列を置ける“特別なスペース”
- できるだけ早めに空列を作り、
長く伸びる可能性のあるKの列 を優先して置く
- ファウンデーションに上げるタイミングを少し遅らせる
- 特に2〜4あたりの低いカードは、場札の「踏み台」として重要
- まだ裏札が多く残っている序盤〜中盤は、
「本当に上げても支障がないか?」を一呼吸おいて考える
この3点を意識するだけでも、
- 「毎回すぐ詰むゲーム」から
- 「ちゃんと考えればクリアが見えてくるゲーム」
に変わってくるはずです。
「今日から1ゲームだけでも毎日プレイしてみよう」
ソリティアは、1ゲーム数分〜10分程度で終わる、ちょうどいい長さのパズルです。
- スキマ時間に1ゲームだけ
- 寝る前に2ゲームだけ
- 休憩時間に1ゲーム+軽く振り返り
といった感じで、「1日10〜15分」だけでも続けてみると、目に見えて感覚が変わってきます。
今日からできる簡単な目標としては、
- 「毎日1ゲームだけ必ずプレイする」
- 「プレイ後に“今日は裏札をちゃんと優先できたか?”だけ振り返る」
このくらいで十分です。
難しいトレーニングをしなくても、
少しの意識 × 毎日の繰り返しで、ソリティアの腕はちゃんと上達していきます。
ソリティアは、ルールを理解し、ちょっとしたコツを知るだけで、
「なんとなくの暇つぶし」から「じっくり楽しめるパズル」に変わります。
ぜひ、今日から1ゲームずつ、気軽に楽しみながら腕を磨いていってください。




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